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台風でも「宅配ピザ」に猛烈批判、「ウーバーイーツ」は? シェアエコの労災問題

9月に本州を襲った台風21号と24号。1カ月に非常に強い台風が2つ上陸するのは史上初めてだった。大きな被害がでる中で、働く人の安全を求める声が高まっている。今回はデリバリー業者、特にシェアリングエコノミー(シェアエコ)についての議論を紹介したい。

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診療を拒めない「応召義務」は医師の呪縛…厚労省検討会、過重労働対策で激論

「医師の働き方改革に関する検討会」が9月19日、東京・霞が関の厚生労働省であった。前回会合に引き続き、正当な理由(事由)なく診療を拒めない「応召義務」や病院内に自主的に残って学ぶ「自己研鑽」など、医師の過重労働の原因とされる問題が取り上げられた。一部の出席者は応召義務を「呪縛」と表し、言葉自体を変えていく必要性を指摘した。

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大谷翔平結婚、SNSで早くも「ロス」発生 あす急きょ有給をとれるか?

大リーグ(MLB)ドジャースの大谷翔平選手が、自身のインスタグラムを通じて結婚したと報告した。お相手は「日本人女性」とだけ明かされており、詳細については明日(3月1日)、囲み取材に応じるとしている。

ネット上には祝福の投稿が相次ぐとともに、早速「明日、有給とる」「男なのに大谷ロスなりそうだわ」などの声が上がっている。

会見まで気になって仕方がない、明日は囲み取材に集中したい、などという人もいるかもしれない。果たして、会社を休む正当な理由にあたるのだろうか。

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「警視庁捜査2課です」記者にかかってきた怪しい電話の正体→まさかの展開に…爆増する「警察官をかたる詐欺」

10月のある日、記者の携帯電話に突然、見知らぬ番号から電話がかかってきました。番号の末尾は「110」です。

かつて大手新聞社で、某県の警察担当だったときは、毎日、県内の警察署に電話をかけまくる生活を送っていました。

その習慣から、パブロフの犬のように「110」に反応してしまい、疑うことなく電話に出てしまいました。

「警視庁捜査2課のキダといいます」

電話口の男性は、ベテラン声優のような落ち着いた声で名乗りました。しかし、この"警察官"を名乗る人物は、思いもよらぬことを言い出したのです──。(弁護士ドットコムニュース編集部・猪谷千香)

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花嫁いまも納得できず 結婚式キャンセル料に不満「コロナ防止のため。自己都合じゃない」

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「足で園児を押さえるのは日常茶飯事」松戸市で“不適切保育”の公開通報 保育士加入の労組が批判 子育てしやすい街1位に波紋

東京管理職ユニオンは2月27日、千葉県松戸市内の社会福祉法人が運営する保育園で「子どもたちへの虐待等と疑われる事案(不適切保育)が行われている」として、市役所で市に対して“公開通報”した。

賃金不払いなど労働条件をめぐる交渉のため、2023年にユニオンに加入した保育士や調理師ら13人が労働組合を結成。2022〜2024年に起きた、暴言やネグレクト(無視、放置)などの不適切保育についても糾弾することを決めたという。

公開に踏み切った経緯についてユニオンは「市に繰り返し相談・通報したが、市も園もまともに取り合わず改善されないという状況だったため」としている。

松戸市は近年「やさシティ、まつど。」をスローガンに、幅広い子育て支援策を展開。日経新聞などの「子育てしやすい街ランキング2023」では総合1位となったとPRしていた。

労働組合が公開した動画の一部。左は園児をひっぱり、右は布団が飛んでいる光景(弁護士ドットコムニュース編集部加工)

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同僚が「糖尿なんだってね」 会社の健康診断、プライバシーはないの?

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ラーメンに500本の爪楊枝、迷惑客の法的責任はどうなる? ラーメン好き弁護士に聞く

茨城県水戸市内にある中華そば「いっけんめ」が、トッピングの追加注文を断られた客がラーメンに爪楊枝などをぶちまけたとする写真をツイッターに投稿し、話題となっている。

投稿によると、店のルールとしてトッピングの追加注文は断っているという。この客が注文した際、事前に「トッピングはございませんか?」等の確認をしていたにもかかわらず、追加注文があったため断ったところ、今回のトラブルとなったようだ。

店は「今回の人はわざと後から50円のトッピングを2分おきくらいに数回注文するんです」ともツイートしており、この客は過去の来店時もトッピングの追加注文を繰り返してた要注意人物だったようだ。他の客への対応に支障が出ないようにするため、トッピング追加注文不可のルールを作ったとしている。

報道などによると、この客はテーブルにあった爪楊枝500本のほか、コショウなどの調味料もラーメンにぶちまけたうえ、店内のイスを倒すなど大きな音をたてて店を出て行ったという。店側はこの客を外で呼び止め、2度と店に来ないよう伝えたとツイートしている。

店のテーブルに置いてある爪楊枝や調味料などは、食事をする客に無償で提供されているものだ。客はお好みで利用することが許されているとはいえ、ラーメンに大量にぶちまけるような利用方法が許容されているとは到底考えられない。

今回のような行為におよんだ場合、どのような法的責任が発生するのだろうか。「昼食の大半はラーメン」という西山良紀弁護士に聞いた。

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ろくでなし子さんはなぜ「勾留」されているのか? 12月22日に裁判官が法廷で説明

女性器をモチーフにした作品で知られる芸術家「ろくでなし子」さんは12月3日、わいせつ電磁的記録等送信頒布罪などの容疑で逮捕された。その後、検察の勾留請求が認められ、現在も身柄を拘束されている。

ろくでなし子さんにかけられている容疑は、全部で3種類ある。1つが作家・北原みのりさんの経営する店舗に、女性器をかたどった作品を展示したこと。2つめは電子メールやオンラインストレージを通じて、自らの女性器の3Dデータを送付したこと。3つめが同様の3Dデータが入ったCD-Rを配ったことだ。

弁護団によると、ろくでなし子さんは、作品を展示したことやデータを送信したことについては認めたうえで、そもそもデータや作品そのものが「わいせつでない」と主張しているという。

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生い立ちを振り返り、親に感謝の手紙――10歳を祝う「2分の1成人式」は必要か?

20歳の「成人式」ではなく、その半分の10歳(小学4年生)になった児童が、生い立ちを振り返ったり、親に感謝の手紙を渡したりする「2分の1成人式」が、全国各地の小学校で行われている。

ベネッセ教育情報サイトが2012年12月に実施した調査によると、「2分の1成人式」に子どもと参加した親の満足度はじつに88%にのぼった。「子どもの成長を実感して、感動した」「普段はなかなか言えない感謝の気持ちを伝え合うことで、家族の絆が強まった」など、評価する声があがっている。

ただ一方で、否定的な意見も存在している。名古屋大学の内田良准教授は「Yahoo!ニュース個人」に掲載した記事の中で、「きっと学校側は、『(離婚も再婚もなく)実父母が子どもをずっと大事に育ててきたはず』という前提を暗黙にもっているのだろう」と述べ、つらい過去をもった被虐待児などへのケアが足りないと批判している。

また、過去に虐待を受けた経験があるというブロガーは「自分の生い立ちを振り返る(写真、名前の由来)…これは辛い。果てしなく辛い。今まで親の欲求に応え続けた人生を振り返らなくてはならない。しかも適度に美談っぽくしろという圧力がかかる。どうしようもない現実を、うまくコピペして、親が感動できるものにしなければならない。想像しただけで、もはや罰ゲーム」とブログにつづっている。

「2分の1成人式」をどう考えればいいのだろうか。学習塾での勤務経験があり、教育問題にくわしい多田猛弁護士に聞いた。